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利用者様との相性
第一印象の重要性
まず、訪問介護において、利用者様との信頼関係を築き上げることは、サービスを円滑に提供していく上で、最も重要で不可欠なことだと言えます。そして、信頼関係を築き上げる上で重要になるのが「第一印象」です。また、お互いの第一印象の延長線上に、「利用者様との相性」が存在しています。ちなみに、第一印象が決まる時間は3~5秒と言われています。また、第一印象を決める要素には次の三つがあります。
- 視覚情報
- 聴覚情報
- 言語情報
このうち、視覚情報が印象決定の半分以上を占めると言われています。要するに、人は「見た目」で判断するということです。すなわち、第一印象を良くするために必要不可欠なことが「身だしなみ」と言えます。つまり、利用者様に良い第一印象を与え、信頼関係を築くために「身だしなみ」を整えることが重要になります。
しかし、利用者様だけでなく、訪問介護員も利用者様を第一印象で判断します。(してしまいます。)サービスを行っていく中で、信頼関係を構築し、第一印象が大きく変わることは珍しくはありません。しかし、必ずしも信頼関係が築けるとは限りません。残念ながら、「利用者様との相性」は存在します。
利用者様との相性
あいる訪問介護ステーションでは、訪問介護員(ホームヘルパー)に担当を任せる上で、この「利用者様との相性」も重要視しています。訪問介護員(ホームヘルパー)が「この利用者様は苦手だな...」と感じながら、サービスを行うことは、利用者様にとっても、また、訪問介護員(ホームヘルパー)にとっても幸せなことではありません。
ところが、サービス提供責任者が「この利用者様とこの職員は合うかな?」と判断し、サービスをお任せしても、結果は違うことも稀に存在します。当事業所では、スタッフが遠慮なく相談できるよう訪問介護員とサービス提供責任者が定期的に面談する機会を設け、迅速に対応しています。
しかし、だからと言って、必ずスタッフが必ず相性の良い(と思っている)利用者様を選べるとは限りません。当然ですが、利用者様から見た訪問介護員(ホームヘルパー)の相性もあるからです。
利用者様との相性(CASE.1)
まず、次のような組合せを想定してみました。
- 利用者A様 :スタッフCさん、Dさんどちらとも可
- 利用者B様 :スタッフCさん、Dさんどちらととも可
- スタッフCさん:利用者A様、B様どちらともとも可
- スタッフDさん:利用者A様に苦手意識がある
この場合、利用者A様はスタッフCさんに、利用者B様はスタッフDさんに担当をお任せします。
利用者様との相性(CASE.2)
次は、このような組合せを想定してみました。
- 利用者A様 :スタッフCさん、Dさんどちらととも可
- 利用者B様 :スタッフDに苦手意識がある
- スタッフCさん:利用者A様に苦手意識がある
- スタッフDさん:利用者A様に苦手意識がある
この場合は、次のいずれかになります。
- 利用者A様はスタッフDさんに、利用者B様はスタッフCさんに担当をお任せする。
- 利用者A様はサービス提供責任者が担当する、利用者B様はスタッフCさんに担当をお任せする。(スタッフDさんは待機)
どんな利用者様とも相性が良い訪問介護員(ホームヘルパー)の特徴
上記のように、利用者様から「苦手」と思われがちな訪問介護員(ホームヘルパー)は、お任せ出来るサービスが限定されることが発生してしまいます。逆に、どんな利用者様からも好かれる(相性が良いと感じられる)訪問介護員(ホームヘルパー)程、サービスを選ぶ自由度が高くなります。そして、そのような訪問介護員(ホームヘルパー)には、下記のような特徴、傾向があります。
- 身だしなみを整えている
- 笑顔を意識している
- 姿勢がきれい
- 目線に気を配る
- 話すテンポ、抑揚に注意している
- 声の大きさやトーンを意識している
- 言葉遣いが丁寧
- 相手の気分、気持ちを上げる言葉をかけるよう心掛けている 等
実際、上記の全てを完璧にこなせる人、訪問介護員(ホームヘルパー)は少ないかと思います。しかし、この中のどれかは「意識している」、「心掛けている」ということが大切だと思います。そして、たとえ介護や訪問介護は未経験でも、利用者様との信頼関係を築ける方、第一印象のよい方、身だしなみを整えている方であれば、よい訪問介護員(ホームヘルパー)になれるはずです。そのような方からのご応募をお待ちしています。