アップデート
おはようございます。あいる訪問介護ステーション代表の山下です。
ところで、ご契約の際にご利用者ご家族から、「ブログに書いてましたね」というお言葉がありました...
私はとっさに、ニュースだけでなくブログの記事にのなっているよねと思いました。
しかし、そのブログは私が書いたもの。つまりこのブログだとのこと!!
驚きました(^^ゞ また、見て頂いてとてもありがたく思います(*^^*)
そして、大切なご家族の介護を任せる事業所のホームページを見るということ。現代社会において、自然なことかもしれません。
さて、今日のタイトルは「アップデート」です。
まず、アップデートとは、「PCやスマホのソフトウェアの内容をより新しいものに変更すること」が元来の意味かと思います。
しかし、ソフトウェアに限らず、人の考え方を新しいものにする、変更するといった場面でも使われるようです。
アップデート(ご利用者へ)
今回は、訪問介護とアップデートについて書いてみようと思います。
まず、訪問介護の歴史について少し触れたいと思います。
介護保険制度が始まったのは、2000年のことです。以降様々な改訂を重ねているものの起源は2000年になります。
しかし、介護保険制度開始以前に自治体による様々なサービスが行われていました。
例えば、1956年に長野県では家庭養護婦派遣事業が制定されました。また、大阪府では1958年に、臨時家政婦派遣事業が制定されています。これらは、現在の生活援助をより広義に定義したものと想像しています。
ご利用者によっては、訪問介護員のことを家政婦、お手伝いさん、女中(時代劇以外で初めて耳にしたかも 笑)等とおっしゃる方もおられるのは、このような歴史の変遷に理由があるのかもしれませんね。しかし、実際には訪問介護員の行う生活援助には、制限があります。ご利用者がイメージする訪問介護員像のアップデートが必要かな?と感じます。
介護保険制度と時代背景
次に、2000年から現在に至るまでの社会情勢との関連を考えてみたいと思います。
2000年と言えば、2000年問題やミレニアムで盛り上がったことを思い出します。そして、バブル経済の崩壊以降、不況の真っただ中です。そんな時代に介護保険制度が始まったことで、介護業界は雇用の受け皿として大きな役割を担ってきたと思います。ちなみに、2000年の有効求人倍率は、0.4倍という環境でした。当時はブラック企業という言葉はありませんでしたが、そのような環境の職場も現在より遙かに多かったのではないかと推察します。今になって思えば、私が働いてきた環境も黒かったかもしれません(;^_^A
しかし、時代は変わり2020年代となり、労働力不足は深刻化しています。有効求人倍率は1倍を遙かに超え、バブル経済時代を上回っています。また、職業観も大きく変わってきています。私が若い頃は、休みなく働く、昼夜を問わず働く、そんなことが美徳でもあったと思います。しかし、現在は仕事とプライベートの両立は当たり前と言える世の中だと思います。
完全失業率、有効求人倍率:独立行政法人労働政策研究・研修機構(外部サイト)
アップデート(介護業界へ)
労働力不足と言われる介護業界において、幸運にも私どもは人には恵まれていると感じています。手前味噌で申し訳ないですが、優秀な人材、仲間が着実に増えていると自負しています(^_-)-☆
しかし、それでも土曜日と日曜日については、手薄な状況です。何とかしたい!という気持ちもありますが、致し方ないとも思っています(T_T)
それは、労働力を介護業界だけでなく、社会全体で獲りあっている環境下で、誰もが、何かを犠牲にせずに実現することは困難だと痛感しています。介護業界全体がアップデートしないと、今後ますますサービスを必要とする方にサービスを届けられない世の中になるのではないかと危惧しています。
ちなみに、お花を生ける習慣など全くなかった私にとって、趣味やライフスタイルをアップデートしたかなと思います(*^^)v
あいる訪問介護ステーション
あいる訪問介護ステーションは、千葉県我孫子市・印西市・柏市・茨城県北相馬郡利根町において指定居宅サービス(訪問介護)、我孫子市内において介護予防・日常生活支援総合事業第1号事業サービス(訪問型サービス)を実施する訪問介護事業所です。